北米でのヒュンダイ自動車の躍進に疑問を持つ

新ビッグ3はGM、VW、ヒュンダイ…米自動車業界のカリスマ(Response.jp)

 あるGMのお偉いさんは

「日本車の時代は終わった。これからは、GM、VW、ヒュンダイの時代だ」

と言っているらしい。乗用車は、旧デーウ(現GMコリア)等グループ企業頼みのGM、信頼性の低さがネックのVWと比べると、日本車の存在感はまだあると思う。そして、ヒュンダイが新ビッグ3の1つになるというのも少し疑問を持っている。

 今のヒュンダイは、少なくともデザインや質感は異様に良くなり、アメリカの消費者団体「Consumer Reports」でホンダ・シビックの評価は低い一方、ヒュンダイ・エラントラの評価は高かった。しかし、ヒュンダイは磐石に言っているのかは少し疑問を持っている。

 たしかにヒュンダイは、販売台数は日産やホンダよりも多いが、利益が少ないという問題点がある。また、リーマンショック以後でも、ヒュンダイは他の自動車会社と比べて、販売台数の減りが鈍かったが、その理由の1つに1年以内に仕事を失った場合には、車を返納しても代金はすべて返す、前にどこかで聞いた、少し危険なキャンペーンを2010年に行っていたからだ。(今も行っているのかは不明)
 また、Hyundaiは利益をあげるために、アメリカで高級車、Genesisを発売する。最初は「Genesis」ブランドで発売する予定が、あろうことにHyundaiブランドで売る失態を犯してしまった。アメリカでは大衆車ブランドと高級車ブランドは区別するのが普通。ToyotaはLexusという高級車ブランドを持っている。因みにNissanはInfnity。HondaはAcura。FordはLincoln。ChevoletはCadillacのように区別している。本来は、AcuraやLexusみたいな高級ブランドの自動車にしようと思っていたのが、たった1度の最大級のミスで、大衆ブランドの高級車に格下げした影響は後から出ると思う。
 韓国車は品質が上がったという意見もあるが、長期品質の悪さの指摘(但し、データが2007年と古い)改善放置、整備の悪さ、メーカー対応の悪さの話がある。

 そして、日本車の信頼性や商品力が低いという意見にも同調できない。本当に信頼性や商品力が低いのなら、商品は売れない。そこで、ヒュンダイ・ソナタの対抗者、トヨタ・カムリと比べてみた。
 ヒュンダイは2010年2月に現行型ソナタをアメリカで販売した。しかし、アメリカの自動車販売台数データを見ると時代遅れになったトヨタカムリを販売台数で一気に抜き去ることができなかった。どうにか1回(2011年5月)だけ追い抜いたが、すぐに戻ってしまった。

 韓国車は日本車を抜いたと言う意見もあるが、あれだけハイリスクなことをして、なんとか日本車とギリギリに戦えているという状況に近い。しかし、ここで、かつてのGMやFordのように怠っていると、日本車は韓国車に喰われるだろう。
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